【バック・アロウ】アニメ動画6話の感想

バック・アロウは2021年1月から6月まで放送されたロボットアニメです。
壁に囲まれた世界「リンガリンド」を舞台に、主人公であるバック・アロウが失った記憶を取り戻そうと壁の外を目指していくストーリー。

このページでは、アニメ動画6話を実際に視聴して感じた点を記載していきます。
いくつかの良かった点とイマイチだった点に分けてお伝えしますので参考にしてみてください。

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【バック・アロウ】アニメ動画6話の感想-良かったところ

アニメ第6話「美少年牧場ってマジなのか」は、ストーリーの本筋とは関係ない話にも関わらずかなり印象に残る回でした。
私が思う6話での良かったところは以下の4つです。

  • 強烈なサブタイトル
  • 小物な悪役で輝く子安さん
  • ビットの呟きとアタリーの反応
  • ブルーの信念

強烈なサブタイトル

5話の「美少年牧場ってマジなのか」というサブタイトル。
「美少年牧場」という単語自体がパワーワードですよね。

サブタイトルが出た時には、おそらく、多くの視聴者がサブタイトルと全く同じツッコミをしたのではないでしょうか。

1話のサブタイトル「飛んできた男にパンツはあるか」も印象的でしたが、6話のインパクトはそれを超えてきました。

もちろん中身が一番重要ですが、サブタイトルもユニークなアニメは、長く印象に残って良いと思います。

小物な悪役で輝く子安さん

個人的に、私は子安武人さんの大ファンなので、バック・アロウに出演してくださっただけでもテンションが上がりました。

…まさか、1話限りのモブ悪役だとは思いませんでしたが。
逆に、あの子安さんを使い捨てキャラに抜擢したバック・アロウのスタッフすごいな!と感心してしまいましたよ。

しかし、演技はさすが大ベテラン。意地の悪そうな感じとか、おバカな感じが非常に上手かったです。
ヒーローもラスボスも、こういった小物役もハマる子安さんは、本当に魅力的な声優さんだと思います。

ビットの呟きとアタリーの反応

6話のAパートで、美少年牧場のブルーがアロウ達と出会う場面。

ブライハイトを解いた美少年の姿が、グランエッジャのモニターに映し出された瞬間、ビットは思わず「う、美しい…!」と呟きます。
それを聞いて、思わず「え」とめっちゃ怪訝そうな顔で振り向くアタリー。


この一連の流れ、とてもテンポが良くて、思わず吹き出してしまう面白さでした。
6話ではこのシーンの他にも、ちょいちょい笑わせてくるポイントがあるのですが、その中でもこの場面が一番面白かったです。

ブルーの信念

ブルーの信念は「自分だけは生き残る」です。
ブルー自身は当初、弟もいるのにこんな信念を持つ自分は卑怯で、生きている資格はないと自己嫌悪していました。

しかし、荒療治ながら、自立するだけの力と意識をアロウから与えられ、ブルーは強くなります。

そして、ブルー達と別れ際に、アロウが「自分が生き残らなきゃ他人は守れない。お前の信念は悪くない」と言う場面。この台詞は名言だと思います。

また、信念は捉え方次第で、自分が大事にしているものの意味を変えるのだな、と考えさせられる場面でもありました。

【バック・アロウ】アニメ動画6話の感想-イマイチだった点

ここからは、私が感じたこの回のイマイチなところをいくつか書いていきたいと思います。
主には以下の3つです。
あくまで個人的な感想なので、気になるかならないかは人それぞれだと思います。

  • カイの反省方法が脳筋すぎる
  • ビット純粋すぎてアホ
  • 爺ちゃんの責任放棄

カイの反省方法が脳筋すぎる

前回、単身出撃を許されたにも関わらず、シュウの回収もグランエッジャの撃破もできなかったカイ。
責任を負わされ、牢屋での謹慎処分となります。

しかし、自らそれだけでは生ぬるいと、己の背中に体の何倍もある大岩を積み重ねて耐えるのでした。

己の信念をさらに鍛え上げるためとはいえ、やり方がドMというか脳筋すぎる。

笑っちゃいけないシーンのはずなのに、滑稽すぎてカイ、レン、キョウの会話の内容が、ほとんど入ってきませんでした。

ビット純粋すぎてアホ

6話でのビットはいつも以上にアホキャラでしたね。
初見のブルーに対し「美しい」発言は、ちょっとキャラが迷走している感じもありました。

アロウとシュウに言いくるめられ、名ばかりの大元帥として扱われているのに、浮かれている姿はなんとも痛々しかったです。

また、美少年達に牧場に残って自分たちを守ってほしいという願いに対し、困惑しながらも彼なりに行動しようとして、結局シュウとアロウに振り回されました。

ビットも根は真面目で、人に頼られると断れない優しさを持っていることは分かるのですが、いかんせん考えも行動も浅すぎて、共感も愛着もあまり湧かないんですよね。

私の好みとして思慮深いキャラが好きなので、逆にそんなビットが可愛い、という人もいると思います。

爺ちゃんの責任放棄

6話の終盤で、村長のバーク・リーンは「ワシにはもうあいつらが分からん」と、村長の権限をエルシャに渡してしまいます。

バークの疲れ切ったような、投げやりな言い方は、まるで責任放棄に感じてしまいました。

確かに、長いこと自分が治めていた村を奪われ、大国から狙われ、行く先々でトラブルに巻き込まれるという状況に疲弊してしまうのは理解できます。

それでも、グランエッジャには子供も含めて、多くの村民が乗っています。
その現状を、まだ年若い孫のエルシャに丸投げというのは、村長の行動としては違和感が大きいと感じました。

アニメの尺もあるのでしょうが、もうちょっと丁寧に描いて欲しかった部分です。

全体評価

次の話気になる度
面白かった度

詳細

サブタイトル含め、ツッコミどころの多い回でしたが、メインとしては孤児や人権など、真剣なテーマだったと思います。
ブルー達の再登場に期待したいです。

4
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