【呪術廻戦】オープニング曲の歌詞を徹底解説!!

「呪術廻戦」は芥見下々によって週刊少年ジャンプで連載中の漫画作品。
アニメ放送後からの原作の人気は凄まじく、通販や書店では在庫切れ状態が続出したほどです。
そんな大人気作アニメのオープニング主題歌「廻廻奇譚」と「VIVID VICE」。

放送開始直後から、様々な話題を呼んだコチラの2曲。
その歌詞の意味を徹底的に解説します。

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【呪術廻戦】「廻廻奇譚」に込められた意味

『呪術廻戦』第1クールのオープニング主題歌を歌うのはシンガーソングライターの『Eve』。
元々原作のファンであったEveは、主題歌を担当するにあたって改めてコミックを読み直したそうです。
そうして出来上がった曲「廻廻奇譚」ですが、本人は非常に愛が重たくなったとラジオで語っていました。

読み終えて、その熱量のまま書いていたので、愛が重たくなっちゃいましたね。

もうたくさんの、僕なりの『呪術廻戦』に対する想いとかを書かせていただきました。

ラジオ「SCHOOL OF LOCK!」/Eve LOCKS! 

普段は落ち着いてから曲を作るようにしていた様ですが、今回の呪術廻戦の主題歌は、そうではなかった模様です。
ここまで作品を愛して主題歌を担当してくれたのですから、原作ファンとしても非常に嬉しいですね。

「歌う」ではなく「唱える」

「歌う」ではなく「唱える」。
これがどういう意味かというと、Eveが『呪術』という言葉に着目し、この歌を「歌う」ではなく「唱えたい」と感じたそうです。
確かに、イントロからサビの手前までの曲調は、淡々とした呪文を唱えているように聴こえます。

この淡々とした歌い方(唱え方)があるからこそ、サビの部分が強調され、曲全体から世界観を感じることができるようになっています。

世界観を最初の4行で表現

「廻廻奇譚」は非常に短いフレーズで、世界観が表現されています。
それも冒頭で流れる、わずか4行のみで、です。

有象無象 人の成り
虚勢 心象 人外 物の怪みたいだ

虚心坦懐 命宿し
あとはぱっぱらぱな中身なき人間

物の怪の本質と同時に人の愚かさをこの短さで丁寧に描写しており、作品の世界観にも非常に寄り添った描写となっています。

有象無象 人の成り 虚勢 心象 人外 物の怪みたいだ
人間は嘘を語り、簡単に人の道を踏み外してしまう。
その姿はまるで怪物のようで恐ろしいという意味です。
人の憎悪や悪意から怪物が生まれる事を表しています。

虚心坦懐
先入観やとらわれの心を持たない素直な状態のこと。
反対語には“疑心暗鬼”や“幽霊の正体見たり枯れ尾花”などが該当します。
疑いの心で見ると、すべてが鬼に見えてしまうという意味。

疑うことを知らない中身のない人間
呪術廻戦の世界観では非術師に該当するでしょう。

物語の主人公を表現

寄せる期待 不平等な人生
 才能もない 大乗 非日常が

主人公の虎杖悠仁についての出来事を端的に表現しているフレーズ。
虎杖は祖父からは「手の届く範囲で救える人を救え」と、常々言い渡されていました。
そして呪われた力を取り込んでしまったことで、日常が非日常へと移り変わってしまいます。

自分の手が届く範囲で、人々を平等に救わなくてはいけない。
祖父の遺言の「救える人を救え」は、呪われた力を得ることで実行することができるようになりました。

大乗
すべての人間の平等な救済と成仏を説き、それが仏の真の教えの道であるとするという仏教の流派の一つ。
『大乗仏教』という単語が正確。
虎杖のこれからの生き様についての指針となります。

戦いの日々を表現

サビの疾走感は、虎杖が特別な力を得て以降の戦いの日々を描いています。
サビ冒頭の「闇を祓って」という同じ言葉の繰り返しには、敵と何度も何度も戦いを繰り返す描写が強調されていますね。

闇を祓って 闇を祓って
夜の帳が下りたら合図だ
相対して 廻る環状戦
戯言などは 吐き捨ていけと

まだ止めないで まだ止めないで
誰よりも聡く在る 街に生まれしこの正体を
今はただ呪い呪われた僕の未来を創造して
走って 転んで 消えない痛み抱いては
世界が待ってる この一瞬を

サビ後半ではそんな戦いの日々での葛藤と、その先にある未来を望んでいる描写がされています。

世界が待っている この一瞬を
このフレーズでは倒置法が用いられており、未来に対する平和をより印象づけるものとなっています。

【呪術廻戦】「VIVID VICE」のダークな世界観

「VIVID VICE」は重厚感のあるロックサウンドと疾走感あふれる歌詞が魅力です。
直訳すると「鮮やかな悪」になります。
呪いの力に翻弄されるキャラクター達。その置かれている状況と重なる歌詞に引き込まれる楽曲です。

そこにはどのような意味が込められているのでしょうか?
さっそく歌詞の意味を読み解いていきましょう。

歪な終焉に向かって 溢れる
命の表面張力が 張り詰めた 張り裂けた

歪な終焉
このフレーズとOPムービーの冒頭のシーンを重ねて見ましょう。
誰かの身に思いがけない死が訪れたことがわかります。

命の表面張力
自分という器の中にある、人の生命力の脆さを描いています。

沸騰した不倶戴天の叫び縁取って
激昂した不可視の本性が顕在化してく
千切れそうな綱の上 ただ揺らさぬように潜めるか
一か八か 駆け抜けるか 選択肢なんて 罠に見える
踏み出せ その歩を

「不倶戴天」は非常に強い憎しみや恨みの気持ちを表す四字熟語です。
「沸騰した」や「叫び」と表現していることから、その憎しみの深さがより伝わってきます。

千切れそうな網の上
足場の不安定さを表しています。
その上に立つだけでも緊張感が漂う状況で、主人公はどう行動するべきかを悩んでいます

もう戻らない
金輪際 後悔はしない 現実を変えてみせる
真実がたとえ残酷でも
染まっていく Disaster 肥大化した罪を 宿怨を手懐けて
駆け抜けるただ声を追うように
擬態したい無情なトーン 期待したい不情なゴング

もう戻らない 金輪際 後悔はしない 現実を変えてみせる 真実がたとえ残酷でも
人が後悔をするのは、行動が失敗だったと気づくからです。
後悔せずに生きたいと願いつつも、思うようにできずに何度も繰り返してしまいます。
主人公は自身の行動に後悔しないために物事を動かそうとしています。

染まっていく Disaster 肥大化した罪を 宿怨を手懐けて 駆け抜けるただ声を追うように 擬態したい無情なトーン 期待したい不情なゴング
膨れ上がる負の感情という悪は、突然の災害のように周囲や自身を襲い、心も身体も蝕みます。
誰かを守るため、ただ悪を成敗することに専念したくても、そんな時に限って相手への慈悲や優しさが邪魔をするものです。
優しさを捨てて「無情」に戦えるなら、もっと強くなれるのではないか。

「不情なゴング」が鳴るように、否応なく戦いが始まれば、相手のことを気にせず打ち勝つことだけに集中できるのではないか、とも考えているようです。
主人公自身も自分の中にある様々な感情と戦っているように感じられます。

虚ろな感情に巣食ってる 穢れを
諌める未練の箍は 砕かれた

心の中に潜む「穢れ」があふれ出してしまわないように、何かに対する「未練の箍(たが)」がずっと押し留めて自身を守ってきたようです。

拮抗してゆく是非善悪のボーダーラインと
葛藤していた温い本心に一撃を打つ

自分とっての善が他の誰かにとっては悪になるように、明確なボーダーラインを引くことはできません。
自分がしている事が、正しいことなのかを疑問に思うこともあるでしょう。
主人公はその気持ちを「温い本心」と呼びます。

その本心に耳を傾けていては目的を遂行することはできないため、一撃を加えて余計なことを考えないようにします。

グラつく瓦礫の城 ただ取り繕うため飾るか
罪か罰か 導けるか その場凌ぎじゃ 底が見える
見開け その目を

瓦礫を集めただけの建物はいつか崩壊してしまいます。
そんな不確かな自身の正義のことを指している、と考えられます。
どれほど声高に正義を語っても、そこに信念という土台がなければ小さな衝撃ですぐに崩れてしまう

信念を築くには、目を見開いて自身と周囲に向き合わなくてはならないのです。

もう止まれない
表裏一体 曇天な未来 頂上まで這い上がる
愛憎の群れが渦巻いても
刻んでいく Blaster 無稽な背徳を 宿命を従えて
嘆く連鎖を断ち切るまで

すでに戦いは始まっていて、誰にも止めることは出来ません。
先行きが不安でも「愛憎の群れ」に葛藤しながら、頂上に向けて突き進みます。
根拠のない背徳感や宿命に導かれるようにして、悪の連鎖を断ち切るために戦うことを選びます。

自戒したい気丈なソウル 理解したい机上のショウ
毀壊したい無縁なフロー 味解したい不縁なドロー

何が正しく何が間違いであるかが分からないからこそ、自身の思う正義を信じたい。
主人公が求めているのは単なる勝利ではなく、敵味方関係なく誰もが分かり合い、手を取り合って生きる未来と考えられます。

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