【呪術廻戦】9巻表紙の夏油を深掘りしました!!天元についてのわかりやすい解説付き!

2020年1月4日に発売された呪術廻戦9巻。

表紙は過去編で活躍中の夏油傑です。

実は、9巻の表紙は五条が表紙を飾る4巻とつながっています。

また、過去編では登場人物が増えたり、新しい術式もたくさん登場したりと、設定が複雑になってきました。

とくに天元や星奬体(せいしょうたい)に関しては、作中でも文章での説明ばかりで混乱しますよね。

ここでは、表紙の考察と天元に関する情報を、わかりやすく解説しています。

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呪術廻戦9巻のあらすじ

呪術廻戦9巻で、過去編が終わります。

五条悟が最強になったきっかけや、夏油傑が呪詛師になった理由が明らかになります。

あらすじ

五条と夏油に課せられた“星漿体”の護衛任務は、伏黒を名乗る“術師殺し”の奇襲で最悪の事態に陥る。五条達は全滅と思われたが…!? 五条を最強に至らしめ夏油を造反に導いた在りし日の事件、その結末とは――!?

「週刊少年ジャンプ」公式サイト

収録話数

第71話 懐玉ー漆ー
第72話 懐玉ー捌ー
第73話 懐玉ー玖ー
第74話 懐玉ー拾壱ー
第76話 玉折
第77話 玉折ー弐ー
第78話 玉折ー参ー
第79話 これからの話

呪術廻戦9巻表紙からわかる五条悟と夏油傑

呪術師と呪詛師。

敵対する関係の五条悟と夏油傑ですが、実は呪術高専の卒業生でした。

現在とは真逆の二人の人柄を深堀りします。

また、呪術廻戦9巻の表紙に関する考察もまとめました。

過去編での五条悟

高専時代の五条悟は、教師となった現在と比べると幼さを感じる言動ばかりです。

また、今では考えられないミスをすることも。

過去編の五条は以下のような人柄です。

  • 一人称は俺で、乱暴な口調。
  • 一般人を弱い奴だと言う。
  • すでにイケメンであると自覚している。

現在の五条は、呪術界の上層部に対しては嫌悪感を出していますが、生徒に対してはフレンドリーですよね。

実は高専時代は、呪力を使えない一般人を「弱い奴だ」と言うなど、考え方が今よりも尖っていました。

余裕を感じる現在の五条は、高専時代の夏油を思い出します。

高専時代は一人称が「俺」だったのが、教師となった現在は「僕」なのは夏油の影響です。

五条悟にとって夏油傑は、人との付き合い方の見本なのかもしれません。

過去編の夏油傑

現在の五条を作ったと言っても過言ではないほど、五条の人生に不可欠な存在である夏油。

過去編から見えた夏油は以下のような人柄です。

  • 弱者生存。弱きを助け強きを挫く。
  • 呪術師は非呪術師を守るためにある。
  • 敵に「聞こえないな」と挑発する。

一般人は弱い奴だと切り捨てる発言をした五条に対し、夏油は「だからこそ守らなくてはいけない」と考えていました。

現在の、一般人を平然と巻き込んでいる夏油とは真逆ですよね。

一方、敵の呪詛師に対して「聞こえないな。もっと近くでしゃべってくれ」と挑発する一面もあります。

敵を安易に挑発する姿は、漏瑚(じょうご)と戦っていたときの五条を思い出しませんか?

尖がっていた五条が現在のようにフレンドリーに人と接するようになったのは、夏油の面倒見がよいからだと思います。

弱者生存の考えを捨てずにいたら、五条とともに高専で教師をしていたのではないでしょうか。

4巻、9巻の表紙から見えるもの

実は、呪術廻戦9巻と4巻の表紙は、どちらも見下ろすような視線で片手を差し出した構図です。

五条は「これから攻撃するぞ」と言わんばかりですよね。

一方、夏油は「すべては手のひらの上」と言っているようです。

9巻で夏油は「弱者は守るべき」の思想を一転させ、呪詛師として敵対します。

それに対抗するように五条はさらに強くなっていきます。

9巻と4巻のポーズは、夏油が五条をまねているようです。

「こうなりたい」と相手への憧れがあるから、まねをしますよね。

夏油は、最強になった五条に憧れていたのでしょう。

なぜ自分は最強ではないのだろう。

そんな絶望感を、表紙の夏油から感じませんか?

作中では、日本を守る結界が張られています。

その結界を張り続けているのが、天元と呼ばれる存在です。

9巻の時点で姿を現していない天元ですが、夏油から「木だと思えばいい」と言われていたので、結界を張る以外の行動は取らないのだと考えられます。

天元についてわかっているのは、

  • 結界によって呪術師全体の力を底上げしている
  • 不死の術式を持っている呪術師
  • 500年に一度、肉体を新しいものと同化させる必要がある

この3つです。

これらについて詳しく解説します。

天元が張っている結界

結界術は、「領域展開」と「帳」の2つに分けられます。

天元が日本全体に張っている結は、これら結界術の強度をあげているようです。

そのため、呪力で戦いはじめて日が浅い虎杖や釘崎も即戦力になるのでしょう。

た天元の結界は、呪術高専など呪術界にとって大切な場所を守っています。

いずれも天元無しでは成り立ちません。

自他ともに最強と認める五条悟であっても、天元の代わりはできないと思います。

天元が持つ不死の術式

天元は死にませんが、肉体は歳をとります。

そんな肉体を不老に進化させようとするのが、天元が持つ不死の術式です。

作中では「高次の存在」と言われていますが、おそらく死なない体になるのだと考えられます。

この術式は天元の意思に関係なく、自動的に発動するようです。

不老不死になってしまえば、永遠に結界を張り続けられるのではないかと思いませんか?

実は「高次の存在」に進化している間は、天元によって張られた結界がなくなってしまいます。

そうなると、天元の結界によって力が増していた呪術師は戦いが困難になると予想されるのです。

そこで天元は新しい肉体と同化し、進化しないようにしていました。

その肉体が、星漿体(せいしょうたい)です。

天元と肉体を同化させる星漿体

どのように同化するのか、星漿体を選ぶ基準はあるのか。

これらに関して詳しくはわかりません。

9巻までで明らかなのは、

  • 500年に一度、星漿体と天元が同化して、天元の進化を防ぐ
  • 生まれたときから星漿体だと決められている

この2つだけです。

過去編に登場した星漿体の天内理子は、ごく普通の中学生でした。

血筋は描かれていませんが、天内は呪力を使えないため一般人の可能性が高いです。

この同化は天元が主体となるため、星漿体の意思は消えると考えられます。

天元の進化を防ぐために存在する星奬体は、まるで替えの利く道具のようです。

残酷な描写が多い呪術廻戦ですが、星奬体の設定はとくに気分が悪くなります。

まとめ

作品で描かれる過去編は、「本編を進めてほしいから必要ない人」と「登場人物を詳しく知りたいから必要な人」がいますよね。

呪術廻戦の過去編では、登場人物のバックボーンだけではなく、天元の存在など今後の伏線になりそうな設定がたくさん描かれていました。

天元に関してわかっている内容は以下のものです。

  • 不死の術式を持つ呪術師
  • 日本全体に結界を張っている
  • 呪術師の多くは天元の結界によって能力が強まっている
  • 500年に一度、肉体を新しいもの(星奬体)と同化させ進化しないようにしている

物語が複雑になってきた呪術廻戦ですが、過去編で出た情報が今後どのように展開していくのか楽しみですね!

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